クラブ創立記念日のご挨拶

ブランデュー弘前FCは、本日5月13日で11回目の創立記念日を迎えました。
弘前からJリーグ参入を目指して2012年5月13日に発足したクラブにとりまして、昨年は10周年という大きな節目の年でした。さらなる成長に向けて新たな始まりとなる11周年を迎えるにあたり、株式会社ブランデュー弘前 代表取締役 西澤雄貴のメッセージを掲載させていただきます。

[西澤 雄貴代表取締役 コメント]
今から約30年前の1994年8月21日
弘前にJリーグがやってきました。
サテライトリーグ 横浜マリノス 対 ベルマーレ平塚 @弘前市運動公園陸上競技場
ベルマーレのホームとして行われた試合(藤崎町出身の原崎政人さんがいた関係か)。小学校1年生だった私は、父親の友人の縁もあり、試合前にキャプテンに花束を渡す大役を姉と一緒に務めることになりました。
当時の私はJリーグチップスの選手カードを集め、各クラブのマスコットキャラクターが入った帽子をかぶって登校するサッカー大好き少年。試合の前日にベルマーレのユニフォームをもらい、ものすごくうれしくかったことを今でも覚えています。
当日ユニフォームを着て会場に行くと、サテライトリーグとはいえテレビで見たことがある選手、自分がカードを持っている選手がたくさんいて、それはもう大興奮でした。
スタッフの人たちの気づかいもあって、好きな選手と握手をさせてもらったり、試合前にベルマーレの選手と一緒にボールを蹴らせてもらったり、たくさんの選手に声をかけてもらったりと、その記憶・思い出は今も鮮明に残っています
そして試合開始前にキャプテンに花束を贈呈し、大役は終了。正直試合の記憶はありませんが、キラキラした選手たちを見て「僕もJリーガーになりたい」と、その時に自分の夢がはっきりと決まりました。
実はJリーグ創成期に弘前の地で行われた試合には、現在へとつながる運命的なエピソードがあります。
今シーズンからブランデュー弘前FCで指揮を執る山本富士雄監督がこの時、ベルマーレの選手として弘前市運動公園陸上競技場のピッチに立っていたのです。2日後の5月15日にJリーグは開幕30周年を迎えます。この大きな節目の年に、山本監督と弘前で〝再会〟を果たしたことは必然だったと思わずにはいられません。
Jリーグはたくさんの子どもたちの夢を創り、老若男女たくさんの方々の心を動かし、地域を創ってきました。私自身もJリーグの存在によって夢を抱き、心動かされた一人です。「Jリーガーになる」という私の夢は、「弘前からJリーグを」という地域の皆様、選手・スタッフと一緒にかなえていくものに変わりました。夢を追い続ける原動力となっているのは、あの時の試合で感じた喜びや興奮、憧れであることは間違いありません。
本日5月13日はブランデュー弘前FCの創立記念日です。Jリーグが多くの夢や希望を与えたように、我々ブランデュー弘前FCも子供たちの夢を創り、たくさんの方々の心を動かし、地域づくり、街づくりを担っていきたいと考えております。「夢」をHUBに熱量のあるコミュニティを創り出す存在になっていけるように一層精進していく所存です。
ブランデュー弘前FCは11歳の誕生日を迎えました。ブランデューを愛する全ての皆様に「おめでとう」と「ありがとう」の言葉を送りたいと思います。
明日はリーグ第2節、開幕2連勝そしてJFL昇格を果たすべく、選手スタッフ一丸となって闘って参りますので、皆様も一緒に闘ってください。
これからも熱い応援をよろしくお願いたします!!